
CHDK(キャノン・ハッカーズ・デベロップメント・キット)はロシアで開発された拡張ファームウェア。
Canon PowerShot/Digital IXUSシリーズの画像処理エンジンDIGICを解析し、BIOSのエントリにフックをかけるメニューシステムと、
マクロ機能が合体したものらしいです。最近は欧米のデベロッパーも参加し、世界規模でCanon DIGICエンジンのハッキングが進められているらしく、これまでPowerShot/IXYでは不可能だったRAW保存や、拡張ブラケット機能が実現できるようになるそうです。
これを自分のIXY70で試してみる事にしました。
環境
IXY DIGITAL 70
Firmware Ver GM1.00A
Mac OS10.5.2
ダウンロード
CHDKはここからダウンロード
Macでインストールするためのスクリプト
自分のカメラにどのCHDKを使えばよいのかは機種名から分かりますが、ファームウェア・バージョンがいくつかあったりします。そのため自分のカメラに入っているファームウェアを確認する方法は
サイトからfullのzipファイルの中に『VER.REQ』というファイルがあるのでそれをSDカードのルート(そのまま)にコピー。
SDカードをカメラに入れ、『FUNC. SET』ボタンを押しながら『DISPLAY』ボタンを押すと、ファームの情報などが表示さます。そのまま『DISPLAY』を何度か押すとエラーログとか見る事もできます。(IXY DIGITAL 70の場合)
インストールには解凍しないファイルを使うのでバージョン確認後、新たにCtl+クリックで用意しておきます。
CHDKとインストーラAppleScriptが用意出来たら、MacにSDカードを接続した状態でインストーラAppleScriptを実行
まずはフォーマットすべきドライブを尋ねられるので、接続したSDカードを選択(HDDにしないように)
続いてそのままフォーマットするかパーティションを切るか尋ねられる。
パーティションを切ると正常に撮影出来ないと記事があったのでそのままフォーマット。
最後にCHDKの場所を訪ねられるので、zipアーカイブのままの(解凍されていない、ダウンロードしてきたままの状態 自分はコレでつまずいていた。)ファイルを選択。
これでインストールは終了。
このCHDKがインストールされたSDカードを書込禁止のLOCKモードで挿入するとCHDKが勝手に立ち上がり撮影が可能となります。。LOCKを外すと普通の撮影状態に戻ります。
追記 LOCKを外した状態でも再生メニューにファームウェアのアップデートメニューができて、アップデートするとCHDKがたちあがりました。 電源をOFFにすると元に戻ります。
最初16Mのカードでやってたけど上手くいかず、2Gのカードでやれば、上手くいきました。
とても参考になったサイト
手っ取り早くPowerShot G7でRAW撮影&現像してみたいマカーの為の覚書。
RAW保存でなくDNG保存のやり方も書かれてます。とても参考になりました。
黒松内の雪の上
カイトフォト(KAP、Kite Aerial Photography、凧写真)というのをやってらっしゃっていてCHDKのスクリプトやパラメータに関して解説してくれています。 とても参考になりました。
以下使い方等のサイト
CHDK Wiki
CHDKファームウェアの使い方
CHDKFAQ - HDKファームウエア使用説明書
スクリプトダウンロード
UBASIC/Scripts
これで、しばらく遊んでみます。
機種は違いますが、御参考となったようで幸いです。
返信削除こちらの記事、文字ばっかりの御説明でホント申し訳無いです…。
HDRであれば、RAW or DNGかブラケット撮影が必要ですね。
RAWについてはこちらのエントリに記載しておいた通りですが、
ブラケット撮影は
Extra Photo Operations -> Bracketing in continuous mode
…で設定可能です。
連写モードで撮影してみて下さい。
一般的なAv/Tv以外にも、ISO Bracketingにまで対応しているので
かなり遊べる機能だと思いますよ。
ありがとうございます。色々遊んでみたいと思います。
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