2011年3月30日水曜日

Cinema ToolsとCompressorのリバーステレシネ

 プルダウン処理(2:3:2:3)をしたテープから逆プルダウンをする時の備忘録。(プルダウンした物しか残ってなかったとか)

仮に23.98fpsの素材を放送用にプルダウンしたとして、R赤/G緑/B青/W白の4コマをプルダウン(2:3:2:3)してテープに書き出した。

緑と青のコマがプルダウン処理されて、RR/GG/GB/BW/WWの5フレームとなる。
この状態の素材をCinema ToolsとCompressorでリバーステレシネする。

TCのキャラは00fから画像中の黒文字数字はコマ数を判断するため。

実際の作業では動きのある実写映像で比較した。
結論から言うとどちらでも同じ画となったが、このテストを見るとフィールドの処理が違っていた。
1コマ目と2コマ目はそれぞれRR/GGだったが、

Compressorの3コマ目と4コマ目


3コマ目のTCキャラが2/3(GBB)。4コマ目が3/4(WWW)ってこと?。

Cinema Toolsの3コマめと4コマめ


3コマ目のTCキャラが2/3(GB/BW)。4コマ目が4/4(WW)ってことか?。

つまりRR/GG/GB/BW/WWの5フレームにプルダウンされた物をリバーステレシネすると
CompressorではRR/GG/GBB/WWWで処理して5フレームを4コマに。
Cinema ToolsではRR/GG/GBBW/WWで処理して5フレームを4コマにしている。

リバーステレシネのフィールドの処理はCinema Toolsのほうが正しかった

 Compressorでリバーステレシネをする場合はAAのフィールドで構成されているフレームを開始点として、インスペクタから「フレームコントロール」をONにして「リバーステレシネ」を選択。
(BCで構成されているフレームからリバーステレシネすると1コマ目は正しい画にならなかった。
DDから始めると1コマ目はTCキャラで表すと(4/4)で処理され、次のDDのフィールドは上記Compressor4コマ目と同じ処理になっていた。)


 Cinema Toolsのほうは少し複雑で、取り込みモードとファイルを新規作成かというのは問題なかったが、
再生バーのポジションがフィールドのAA/BB/_BC/_CD/DDどれなのかを選択すること
フレームの標準的な上/下のチェックを外す
(デフォルトでチェックが入っているが、結果次第では外した方が良い結果がでることもあるとヘルプにあった。)


ちなみにMotionで2:3:2:3のプルダウンが出来るという記事を読んだが、3:2:3:2となって上手くいかなかった。


 

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